鉄欠乏性貧血と歯科の関係

大きく分類して虫歯と歯周病

両方に関係してくるんじゃないかな

このプランマービンソン症候群は普通に習います

あと貧血の種類と血液疾患の種類もね

 

大学では虫歯の原因としてカイスの輪っていうのを習うんですけど

臨床的じゃないんですよね

歯科と鉄の関係で鉄のお話終了です
まず鉄と虫歯の関係
ここではカイスの輪という前時代的な虫歯の発生原因は忘れてくださいね。
TCA回路でエネルギーを作るには糖か鉄が必要
鉄が少なくなると糖で回さなきゃいけないので糖を余分に取ってしまいがちです。その陰にはカンジ
ダ菌がいるかもしれない。口腔カンジダならそのまた裏にはピロリ菌がいるかもしれない・・・
砂糖の摂りすぎで糖反射、そしてピロリ菌で胃酸が働かない状態になってしまいますね。更には腸にカンジダ菌がいれば鉄を持っていかれやすい状態になってます。つまり糖質過多で虫歯になりやすい体質になっているという事です。決してカイスの輪ではないですよ。
AGEsと虫歯の関係とか・・・
糖の過剰摂取は血液を酸化させます
歯の中にも血液は通っていますから、何かしら影響を与えてしまいます
一つは歯が内側からもろくなってしまいがちになるという事
鉄と歯周病の関係は・・・ここでも歯周病菌はあくまで歯周病発生の原因の一つと考えてください。
歯周病菌が毒素を出して炎症性サイトカインが発生して…とか言われてますが、炎症の原因は歯周病菌だけじゃないですよね?
歯周組織の活性酸素発生と関係がありそうです。
鉄が多ければ活性酸素の発生⇒うっ血⇒炎症になります。
そして歯周病菌は鉄とたんぱく質が大好き・・・つまり鉄の多い血液が大好きなんです。
つまりそういう事
そうそう、死んだ歯周病菌を餌にして増えていきますので歯周病菌は少ない方がいい
それと歯周病菌が悪さをする環境(ストレスとか免疫とか)にしないこと
鉄が少なければコラーゲンをしっかり維持できなくなりますからこれまた歯周病にかかりやすくなります
スライドに書き忘れてしまいましたが、糖質が多いとAGEsとも関係してきますよね。
AGEsで骨がボロボロ⇒骨にダメージを受けやすいという考えもできるわけです。
そこからホモシステインやら、葉酸やらB12やら、B6,亜鉛、マグネシウム、グルタチオンというところを話すと混乱しちゃいますかね(;^_^A
とどのつまり副腎疲労ってところにたどり着きそうなんですが・・・(;^_^A
結論としては鉄は多すぎても少なすぎてもダメという最初の方だったかな?
にたどり着くわけです(;^_^A
決して貧血のままでいいと言っているわけではありません。
現状、何が貧血の原因になってるか見極めるのは極めて大切です。
やみくもに鉄を摂っても吸収されなかったり細菌の餌になったり、
活性酸素の原因になる可能性ありますからね。

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