アマルガム除去について

当院ではIAOMTの指針に基づいたアマルガム除去を行っております。

IAOMTの詳細はこちら・・・

http://iaomt-asia.com/

動画はこちらを参考にしてください

https://www.youtube.com/watch?v=fOslNDOuPx8&t=141s

ガスマスクをしているため声がこもって聞きにくいかもしれませんがご了承ください。

途中で歯を瓶の中に入れています(3本くらい?)が瓶を口の中、アマルガムが入っている歯を3本

ぐらいある人と想定してのものです。


アマルガム(水銀化合物)の影響について

アマルガムの危険性について書いてある本は自分がわかっているうちでも以下の5冊があります

 
以下、それぞれの本に書いてあった内容を要約して書いてみました。

アマルガムは無機水銀を含んだ金属化合物です。

アマルガム(虫歯の治療で使用される銀色の詰め物)20~30年前まで歯科治療に

使用されていました。

現在でも少なくなりましたが治療には用いられているようです。

影響として多くは水銀ガスとなって肺などから吸収され、血液中のヘモグロビンなどと結合します。

そのため酸素運搬能力が低下し様々な疾患を引き起こします。

一部は体内の微生物と結合し有機水銀に変換され神経系の疾患を引き起こします。

咀嚼や熱い食べ物を飲食することによってアマルガムから水銀ガスが発生します。

たばこ程度の熱でも水銀ガスは発生します。

血液の粘性も増えるため血管に血液が詰まりやすくなります。

以上の事から四肢の末梢では血液循環障害が起こりやすく冷えやしびれの原因になります。

また、水銀ガスが唾液に混じり飲み込むことによって胃酸と結合して塩化水銀に変化します。

塩化水銀は腸内で善玉菌を攻撃して悪玉菌、寄生虫の繁殖しやすい環境に変えてしまいます。

胃酸の出が悪くなるので胃炎や逆流性食道炎の原因になります。


水銀による身体への影響

初期症状

水銀中毒の最初に現れる体の変化として、不眠症、目まい、疲労、居眠り、虚弱、吐気、食欲減退、

障害、神経過敏、頭痛、皮膚炎、無感覚、唇と足のうずき、感情不安定、腎臓の機能障害

が報告されています。

 

体内の水銀蓄積量が多くなると以下のような症状が現れます。(主な症状)

心臓病、糖尿病、リウマチ、奇形児(先天性の水俣病として有名)、

脳の損傷・中枢神経系統の障害、肝機能障害、腎不全、

慢性疲労症候群(不眠症、目まい、疲労、居眠り、虚弱、吐気、食欲減退など)、

記憶障害、神経過敏、頭痛、うつ、皮膚炎、無感覚、および唇と足のうずき、

感情不安定、過敏性腸炎、自己免疫疾患

口腔内症状としては

歯周病、歯槽骨の痩せ、虫歯、歯の根元のすり減り、睡眠中の歯ぎしり・食いしばり

唾液の減少・過多、口内炎・潰瘍、唇や舌の痺れ・無感覚、口の中・喉の灼熱感

歯肉の変色(紫色や白色)白色の変化は白板症という前癌病変の可能性もあります。

 

甲状腺への影響

水銀の影響で甲状腺機能低下の可能性があります。

水銀の蓄積が高く、セレニウムの濃度が低い状態の場合には、

甲状腺の働きが低下する甲状腺機能低下の傾向が現れることがあります。

これは水銀によって甲状腺ホルモンの生産が低下するためです。

甲状腺の代謝が低下することによって無力感、乾燥肌、発汗減少、便秘、体重増加、体温低下などの

症状が出る可能性があります。

甲状腺機能に異常があると言われた方も是非一度口の中を診てもらった方が良いと思います。

 

水銀が電磁波のアンテナとなって以下の事が起こることがあります

眼球運動障害、眼けん痙攣、顎関節症、頭痛、五十肩、歯痛、耳鳴り

日常的な水銀の取り込みは

圧倒的にアマルガムからが多くなっています


アマルガムを除去するには・・

日本保存学会のHPを見ますと

アマルガム、水銀の取り扱いに関する注意事項(一般臨床医向け)

https://www.city.otsu.lg.jp/material/files/group/2/5268f774004.pdf

にたくさん書いてあります。とくに注意が必要なのは14~17だと思います。

14.定期的な水銀蒸気濃度の測定

15.アマルガムの正しい取り扱いを熟知する

16.タービンなどで不用意に削ると水銀蒸気が発生し水銀汚染のリスクを高める

17.ラバーダムを装着すること

 

これに伴ってより注意しながら除去することになりますので

全身を覆うオペ着の着用
水銀専用のガスマスク
漏れがないような特殊なラバーダムの装着法
アマルガム除去に伴う体調不良に対する備え

が必要になります


アマルガム除去までの流れ
初診時

初診ではまず口腔内の状態を把握させていただきます。

必要に応じて毛髪ミネラル検査、血液検査を行います。

 

アマルガム除去

2回目以降(基本的に土曜日の午後)に除去を行います。

1回に行う除去は最高で3本までとさせていただいております。

除去の予約の際にチャージ料10000円(税別)をお預かりさせて頂きます。

チャージ料は除去の時に相殺させていただきます。

1週間以内(除去の週の月曜日まで)のキャンセルの場合はキャンセル料として

領収させていただきます。土曜の午後、全ての診療時間を除去に割り当てている

のでご理解ください。


料金

大きさと場所、除去後の治療の継続の有無によって異なりますが

1本につき2~3万円(税別)前後と思ってください。

アマルガムを除去すると気づかないストレスがかかってきますので

一度にたくさんのアマルガム除去は避けるべきです。

通常は大きさにもよりますが一回の除去の本数は3本までとさせていただいています。

ですので4本以上ある方は2回以上に分けて除去することになります。

除去の際に高濃度ビタミンC点滴を落とさせていただきます。

7000円(税別)

場合によっては水素を吸引しながらの除去を行います。


流れと前準備

初回 アマルガム除去についての説明と毛髪検査、血液検査を行います。

除去までのサプリメント使用の説明

2回目 アマルガム除去 当日はグラスアイオノマーセメントを詰めます

除去後2週間~4週間目で除去後のチェックと最終的な詰め物の準備