糖質制限とTCA回路とAGE

AGEって聞いた事ある方も多いと思いますが
Advanced Glycation Endproductの略で、日本語では「終末糖化産物」といいます。
ホットケーキがこんがりきつね色になるというあれですね。糖質を多く摂りすぎると体の中でも同じような変化が起きて活性酸素の過多、動脈硬化、シワ・シミの元になっていきます。いわゆる老化の元ですね。
糖質を多く摂っていけば当然糖尿病のリスクも高まっていきますので、また栄養療法的にはカンジダ症、副腎疲労、その他多くの精神的な疾患の原因、そしてアルツハイマーの原因にもなるらしいですので糖質制限がもてはやされています。
糖質の摂り過ぎで糖尿病になると糖代謝が出来なくなり脂肪や筋肉をエネルギー源にしていきます
(ごくごく簡単な説明ですが) これが糖尿病の方の糖質制限の考え方です。
糖質を摂らなければ血糖値が上がらない、血糖値が上がらなければ健康になれる。
ものすごく単純な考えですがある意味正解です。
ある意味と言ったのはケトン体からもAGEは作られるという考えがあるからです。

これはクエン酸回路(TCA回路)というものからわかる事なのですが
ケトン体は、脂肪酸の代謝過程でつくられる中間代謝物で、アセトンやメチルグリオキサールなどがあります。
どうもこれらが、糖質がなくてもタンパク質のAGE化を引き起こすらしいです。

脂質をエネルギーに変換するときにはトリグリセリドが脂肪酸とグリセロールに分解されます。
脂肪酸がは筋肉などでβ酸化されてアセチルコリンAという物質になりクエン酸回路(TCA回路)に入ります。
ここで過剰の脂肪酸が供給されると、この回路の入り口で供給過剰になってオキザロ酢酸の供給が不足し「渋滞」が起こります。
一か所が渋滞すると結果的にβ酸化の過程にも渋滞が波及し、多量のケトン体がつくられることになります。このケトン体のせいでAGE生成を起こすことが最近分かってきました。

ですので極端な糖質制限はAGEをかえって増やす可能性があります。AGEを増やさないようにするにはクエン酸回路を回すことになりのですがクエン酸回路と言われるだけあってクエン酸を適度に摂ることによってAGEは防ぐことが出来ます。
また回路を効率よく回すにはブースター役が必要でそれは実は糖質になっていきます。ですので運動前にはある程度の糖質を入れる方が回路の効率が良くなるようです。

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