カンジダ対策は一昨年あたりから頑張っているんですけど難しいです。
このカンジダ菌はとっても厄介で奥が深くて大変です。
全ての病気はカンジダ菌に通ずと言っても過言じゃないかと思えるくらいです。
カンジダ菌は常在菌として普通に人間の体の中に生息しています。
普段はビタミンBの供給に役立っているらしいのですが増えすぎるととんでもないことに・・・
こんな症状が出てきます倦怠感やふらつき、アレルギーの悪化、繰り返す下痢や便秘、過敏性大腸炎、頻尿、尿道炎、膀胱炎、腎炎、慢性鼻炎・喉頭炎・桃腺炎、蓄膿症、関節の痛み・不調、発疹やかゆみ、甘いもの中毒、頭痛、化学物質過敏症、酒量の許容量の低下、酒に酔ったような感覚、耳鳴り、視力低下、抑うつ、PMS、ホルモン異常、難治性の歯周病、口内炎、舌のただれ、口角のただれ、多発性の虫歯、口臭、甲状腺機能低下、鼻のわき、首筋のただれ、顔のボツボツ、指の間のグチュグチュ感、爪の変形、フケ カンジダ性膣炎、傷の治りが悪い・・・そして発癌やHIV(HIVの初期症状は口腔カンジダです)・・・等
wikipediaより転載
写真右側は酵母型でまだ、かわいい方なんですが左側の菌糸型になると
このあたり今後、各論的に一個一個説明していければと思っています。
知っている人は知っている、副腎疲労とカンジダ症の関係・・・
なんとなく関係ありそうだなと思っている方も大勢いると思います。
カンジダとの関係を知らない人も副腎疲労という言葉を知っている読者の皆さんは上の症状と結構被るな~~と思ったでしょう。
じゃ、原因は?
抗生剤の(多量の)使用
アルコール類、カフェインの多飲
着色剤、防腐剤、酸化防止剤などの化学合成物の混入した食物や飲料水
消化酵素不足
非ステロイド系抗炎症薬(イブプロフェン、インドメタシン等)
プレドニゾンのような処方コルチコステロイド
砂糖や炭水化物を精製した食品(クッキー、ケーキ )
小麦製品(グルテン)
清涼飲料水
避妊薬(ピル)
酵母、カビを使った食品(パンはもちろん味噌、醤油、塩麹、糠漬けなもど)の摂りすぎ
キシリトールの摂りすぎ
牛乳(カゼイン)
食べ過ぎ(特に動物性たんぱく)
ショートニングなどの悪い油
ミネラル不足(亜鉛、マグネシウム、モリブデンなど)
胃薬(ビオフェルミンを含む)の多用
重金属(なんといっても水銀化合物のアマルガムです)
あれ?副腎疲労とカンジダ症の原因て同じじゃん?
そしてこれもちろんですけどリーキーガット症候群の原因とも被るんですね。
このカンジダと副腎疲労の両者に共通項があるとすればその一つにセルロプラスミンというタンパク質があります。
必須ミネラルの銅には抗菌作用があり、もちろんカンジダ菌の増殖を防ぐ作用もあります。但し、その銅は通常血中95%がセルロプラスミンという形で存在しています。余談ですが鉄の代謝にも銅が必要なのですがフリーの銅ではなくセルロプラスミンという形で働いています。そのセルロプラスミンは合成される時に副腎ホルモンであるコルチゾールを必要とします。ですから、副腎が疲労してコルチゾールの分泌が不十分になってくるとセルロプラスミンの生産も低下し、カンジダ菌が増殖しやすくなります。同時にセルロプラスミンの合成に使われれば万物のホルモンと言われるコルチゾールが他に使う量が減ってしまうわけですね。カンジダ菌の増殖とコルチゾール生産の低下という悪循環を繰り返す事になってしまいます。この銅の代謝については次回書きたいと思っています。カンジダ菌は女性ホルモンとも関わってきますがこれは以前書いたことにもう一個銅の影響として追記しなくてはならなそうです。
セルロプラスミンについてはこちらに詳しく書いてありますので読んでくださいね^^
栄養医学研究所
http://nutmed.exblog.jp/9014529/
カンジダ菌が腸に影響を及ぼしてその腸の炎症が副腎疲労に繋がると考えればやっぱり最初にやっつけるべきはカンジダであり腸内環境を整える事から始まるんだろうな~~と思うのでした。
そもそも論としては上記のとおりカンジダ菌を増やす原因が別にあるのですからそこから頑張って改善していく必要はありますよね?
カンジダ菌が増える原因、副腎疲労の原因について、つまりは腸内環境を悪くする原因は歯科的に考えればアマルガムを始めとする歯科用金属の影響があると思います。咬み合せとか歯周病とか虫歯もそうですね。
ですので体調不良を感じた場合には口の中のチェックも重要だと思います。
切削量の少ない削らない虫歯治療(ドックベストセメント、カリソルブ)、点滴療法、水素吸引、プラセンタ、プロバイオティクス・サプリメント外来・栄養療法外来も行っています。
お口の中から全身の健康を考えるあおい歯科クリニック