前回のチアミン話はこちらです↓
Contents
ごめんなさい・・・
今回でシリーズ最終にしようと思っていた脚気の事、まとめきれませんでした
ビタミンB1結構大変です。
これもビタミンB1不足かもって症状いっぱい出てきます・・・
ということでちょっと方向性を変えて書いてみました。
脚気って病気なの?
よくよく考えれば脚気というのは症状の一つであって病気ではない気がする
かといってビタミンB欠乏症という病名もないでしょうし・・・
あるのかな?
歯医者さんなので詳しくはわかりませんが・・・
ビタミンB1が不足することによって脚気をはじめとする
病態があられれると考えたほうがいいのでは?と思っています。
B1不足によって体のだるさや倦怠感、足のむくみ、動悸、息切れなどが起きて、
それが続くと脚気の症状が現れる・・・
この時に神経症状が出てきていわゆる反射がなくなって
膝をコンと叩いても反応しなくなる
脚気というものになってきます。
最悪脚気衝心となって死に至ってしまうという・・・
脚気の原因って?
いわゆるビタミンB1不足で起きるのですが
じゃあなんでB1が不足するの?
と考えた時に・・・
逆ですね
不足ではなくてビタミンBで代謝しきれないほどの
糖質を摂っていると考えたほうがいいと思います。
ビタミンB1を語る時にTCAサイクルも考えなくてはいけません
栄養療法.jpよりお借りしました。
アセチルCoAに変換される前にピルビン酸があって、
このピルビン酸からアセチルCoAに変換されるときに
ビタミンB1が必要になってきます。
つまりB1が足りないとエネルギー変換もままならないので
バテる⇒食欲がない⇒偏食(冷たいもの、食べやすいもの⇒そうめんやらアイスやら)⇒B1不足⇒バテる
を繰り返しているうちに脚気までたどり着く可能性がありそうですね。
他にも
過度の運動
胃の問題
などなど・・・
熱中症対策にスポーツドリンク?
砂糖(ブドウ糖)は脳の唯一のエネルギーなんていう人もいますが、
ちょっと待ってよって話なんです。
近年では熱中症対策にスポーツドリンクを・・・という話をた~~くさん聞きますが、
基本、砂糖を使い過ぎている
500mlペットボトルで砂糖換算45gとかいわれていますから
スティックシュガー15本分ですよ
ミネラル補給が大事
汗として出ていったものを補うならばミネラル補給を中心に考えたほうがいい
いいというか、ミネラル補給が絶対です。
このあたりは日本国民の多くが騙されているみたいですし
テレビでお医者さんが熱中症対策にスポーツドリンクを!!
って言っちゃえば信じてしまうんですよね。
学校の先生は特にね?
部活の顧問だとポカリとアクエリとかを信じちゃう。
スポーツドリンク以外は持ち込みダメだったり、それ以外を持ち込んで怒られたり
で、急性の糖尿病とかになってしまう。
糖尿病ネットワークからの記事です。
動画はこちら
健康講座 糖尿病患者の熱中症予防にスポーツドリンクは危険
この写真を見てください
今年の夏、高速のパーキングで撮った写真です
スポーツドリンクだけが売り切れて他が残ってしまうという・・・
なぜこれを飲む?
だって高速のパーキングですよ?
そりゃあ、暑かったかもしれないけど車の中で汗もそんなにかかずに過ごしているんだから
これを飲む理由がないじゃないですか?
麦茶で十分じゃないですか?
基本、麦茶だと思っています。
電解質を多く含んでいますからね
30年ぐらい前の衛生学の教授はすごかったな~~
脱水症状・・・
当時は熱中症って言葉ありませんでしけど
そんなもん塩舐めて水飲んでりゃいいんだよって言ってましたから~
どうにも情報操作されている気がしてままならないんです。
甘い飲み物の悪循環
甘いの飲むとまた喉が渇いてまた甘いものを飲む
ペットボトル症候群という悪循環になります
自分は甘い飲み物はほとんどとりません
甘いの飲むとだるくなるんです。
昔から言われていましたもんね
甘いの飲み過ぎるとバテるぞって
昔々、ジャイアンツに新浦という左ピッチャーがいたのですが
打たれても打たれても使い続けでものになったイメージが強いですが
大好きだった炭酸飲料をやめて持久力が上がったと言っていたと
当時のラジオの実況の方が言っていました。
現代の食事事情
明治時代に脚気が大流行したのは白米と貧しい食事事情・・・
現代はどうか?
なんにでも入れたがる砂糖、
麺大盛無料、ごはんお替り自由・・・
ビタミンBが不足するわけです。
それだけじゃない
ビタミン・ミネラルがスカスカにされた加工食品
食品添加物で亜鉛マグネシウム欠乏・・・
結局多すぎる糖が・・・
糖質過多は決して糖尿病などのインスリンの問題だけじゃなくて
TCA回路からのエネルギー産生ができないとか、
神経へのエネルギーといっていいのかな?
の供給ができていないとかそういうところです。
胃の状態も問題らしいです
それと胃酸の問題
アルカリ環境だとB1が吸収しにくくなるらしく、
胃が無かったり、胃潰瘍の薬を飲んでいたり・・・
脚気は生活習慣病だと思います
夏場は暑いからと言って冷たい飲み物、食べ物多くとっていって
胃が弱ってしまう・・・
そのことでまたもやB1の吸収が悪くなってきます。
という事で考えていったら脚気って生活習慣病ですよね?
脚気の症状は夏に多いみたいです。
脚気で検索すると書け合わせで夏ってキーワードも拾いますので・・・
スポーツドリンク、アイス、そうめん、冷や麦、ビール・・・
ビタミンB1を消費する食べ物でいっぱいですよね?
ですので夏バテ、だるい、食欲不振、眠れないっていう症状は
もしかしたら脚気の初期症状(ビタミンB1不足)かもしれません。
あ・・・B1だけじゃないですね。
ビール飲み過ぎたらB1B6B12葉酸が足りなくなる可能性ありますし、
眠れない(睡眠不足)=セロトニン不足とすればB6が足りない
とすれば腸内環境もチェック
胃が弱ければB12の吸収も悪くなる
いろいろと絡み合ってきます。
脚気までひどくはないけれども
B1不足(だけじゃないですけど)は記憶障害にもつながってきますから
受験生は特に気を付けてくださいね。
だるい、朝起きられない・・・等々
鬱と勘違いする可能性もありますね。
お勧めのビタミンBは?
脚気対策としてはビタミンB、例えば豚肉とかなんですけど
現代の食事では十分なビタミンBを取ることができませんからサプリで補ってあげるのがいいかと思います
ビタミンBであれば何でもいいわけではないんです。
因みに当院でおすすめのビタミンBは基本、海外製のものです。
国内では規制が絡んできて葉酸がどうしても人工のものになってしまいます。
人工の葉酸がなぜいけないかは、おいおいセミナーなどでお話しできればいいかな?
B1単体ってのもありますけどほかのビタミンBと相互的に働きますので総合で入れたほうがいいのかな?B不足で起こる病気はありますけどB過剰では体外に出してくれますので・・・
あおい歯科クリニックはIAOMTのプロトコールに準じたアマルガム除去、切削料の少ない虫歯治療のドックベストセメント療法・3Mix療法、海外のホワイトニングシステム、オーソモレキュラー医学に基づく栄養療法、プロバイオティクス・サプリメント外来・プラセンタ治療、点滴療法も行っています。