プロバイオティクス
乳酸菌についてお問い合わせが多いようなのでちょっと詳しく書きます。
まず初めにバクテリアセラピー アンチバイオティクスについて書きます。
つい最近まではアンチバイオティクスがもてはやされていました。
簡単に言えば抗生剤の開発です。
アレクサンダー・フレミングが青カビからペニシリンを作ってからは戦場での感染症による死者は激減しました。
ところが耐性菌が出てきて新しい抗生剤を作って・・・の繰り返しでMRSAの出現、MRSAでも効力のあるでバンコマイシンを作って仕舞いにはバンコマイシン耐性菌が出る始末・・・
実はこのような結果は当然で最近は35億年前から形を変えてしぶとく生き続けているのです。
ということで近年では細菌をやっつけるのはやめて共存しようというのがバクテリアセラピーでありプロバイオティクスの考えです。
健康な人の体内には、もともと悪玉菌と戦う強い力をもった善玉菌がたくさん共生していました。しかしながら、ストレスや食習慣の変化など要因はさまざまですが、強い力をもつ善玉菌が現代人の体内から失われつつあるということが、近年の研究で明らかになってきています。
同様に、もともと体内にいた善玉菌には特に優れた力をもつ善玉菌がいることも、最新のバイオテクノロジーの研究でわかってきました。この特に優れた力をもつ善玉菌を、『プロバイオティクス』と総称します。『バクテリアセラピー』とは、先進のバイオテクノロジーの研究によって解明されているすぐれた善玉菌を体内に補給し、悪玉菌の力を押さえ込んでいこうという取り組みです。
注目されたのは乳酸菌
一般的な効果
便通(便秘・下痢)の改善・・・腸が活発になる
デトックス・・・腸内環境が整い、毒素(ヒ素)が排出されやすくなる
免疫力の向上・・・細菌やウイルス、ガンなどの攻撃から守る免疫機能の大部分は腸管が担っています。
特に便通の改善はプロデンティス(L・ロイテリ菌)を摂ることにより、数日で実感できるほど効果があるそうです。
L・ロイテリ菌は母乳由来の乳酸菌です
L・ロイテリ菌には、その菌株から大きく分けて、プロテクティス株とプロデンティス株の二種類あります。
プロテクティス株は、腸内で悪質な微生物が増大することをさまたげ、腸のなかのマイクロフローラの健康なバランスを維持するはたらきをします。これは自然な健康を維持するための役割を果たすものであり、これが私たちを悪玉菌から守り、免疫力を高めるものであることは、科学的にも立証されています。
プロデンティス株は、二つの菌株をブレンドしたものですが、これは口腔内のマイクロフローラのバランスを保つはたらきをもっています。これにより歯肉炎、歯周病などの口腔内の様々な問題を予防する力をもっています。
プロデンティスを摂ると
歯周病菌、虫歯菌の抑制
今までの乳酸菌は1種類の歯周病菌しか抑制できませんでしたがLロイテリ菌は5種類の歯周病菌を抑制します。また、虫歯菌の発生も抑制します。
口臭の抑制
口臭は細菌がもたらすものなの細菌がなくなればおのずと口臭も減っていきます
ピロリ菌の感染予防(乳酸菌で唯一の抑制作用)
乳児疝痛の除去(夜泣き)
母乳の改善による子供のアレルギーの減少
細菌感染症の抑制
アトピー性皮膚炎の緩和
等が挙げられます。
花粉症に対しては薬で抑えるのではなく免疫力を上げ、人間の本来の力で花粉症にならない体に変えていきます
まとめ
プロデンティスは
歯周病・虫歯・アトピー・アレルギー・喘息・便通・母乳改善・免疫力向上などに効果的です。プロデンティスはミント味で子供用(ミント味が無理ならば)にはプロテクティス株が入っているイチゴ味のチャイルドヘルスがあります。出産が近くなったら・・・いや、妊娠がわかったらロイテリ菌を入れてみるのもいいかもしれませんね。
両方ともに30粒入り3000円です
プロデンティスはお試し用10粒入り1000円もあります
あおい歯科クリニックはIAOMTのプロトコールに準じたアマルガム除去。
切削量の少ない削らない虫歯治療(ドックベストセメント、カリソルブ)、点滴療法、水素吸引、プラセンタ、プロバイオティクス・サプリメント外来・栄養療法外来も行っています。
お口の中から全身の健康を考えるあおい歯科クリニック