腸内フローラと短鎖脂肪酸-その2-

腸内フローラと短鎖脂肪酸の後半戦です

さて、「短鎖脂肪酸」という言葉、聞いた事ありますか?
ヒトの大腸内で腸内細菌によって作られる酸(有機酸)の一種で、具体的には酢酸、プロピオン酸、酪酸などがあります。主に酢酸なんでしょうね
この短鎖脂肪酸は、私たちの健康にとっていろいろと役に立っています。

ヒトの腸内には、種類が数百種以上、菌数も100兆個以上に及ぶ腸内細菌が生息しています。
そのうち役割がわかっているものは3割程度で残り7割が謎のままになっています。
さて先ほど書いた短鎖脂肪酸とは簡単に書いちゃうとビフィズス菌が食物繊維やオリゴ糖などを発酵して作ります。この腸内で作られる短鎖脂肪酸が腸内を弱酸性に保ってくれて悪玉菌の繁殖を抑えています。また蠕動運動を後押ししてくれますので便秘にもなりにくくなります。つまり、ビフィズス菌などの有益な腸内細菌が増えてくれれば、短鎖脂肪酸が増加し、腸からからだを元気にしてくれるのです。
それとこの短鎖脂肪酸の大部分は大腸粘膜組織から吸収され、上皮細胞の増殖や粘液の分泌、水やミネラルの吸収のためのエネルギー源として利用されます。また、一部は血流に乗って全身に運ばれ、肝臓や筋肉、腎臓などの組織でエネルギー源や脂肪を合成する材料として利用されます。つまりインスリンを使わないでもエネルギーに変わってくれるという事です。この粘液を作るってのが大事ですね?胃液の確保、唾液の確保、さらには涙腺にも関係してくれるでしょうからね。

という事で・・・いやまだあんまりまとまっていないんですけどもう午前3時近くなのでまとめちゃいます(^_^;)(^_^;)

健康を維持するには大腸内の善玉菌が必要
悪玉菌が増える原因は
便秘(便が停滞すると悪玉菌が繁殖しやすくなります)
悪い食事(スナック菓子とか、悪い油を使った食事とか)
肉の食べ過ぎ(胃液が十分でないので未消化になる、未消化なたんぱく質が悪玉菌の餌になる、悪玉菌が増えるから胃の粘液が少なくなるという悪循環になります)

うんちのチェックはやってくださいね硬いのもピーピーも駄目ですからね。

じゃあ、善玉菌を増やすには・・・
ビフィズス菌を増やす。
ビフィズス菌の餌を増やす。
腸の運動を助けてあげる(おなかもみもみしてあげます)
適度な運動

が挙げられます。

人に生息するビフィズス菌は10種類程度らしいです。
子供と大人ではちょっと違ってくるのですがここを見てくださいね^^
http://bifidus.jp/knowledge/knowledge05.html

http://www.skincare-univ.com/article/007474/

個人によって生息できる菌が違ってきますのでどのビフィズス菌のサプリを選ぶかってのも大事になってきますね。
全部入っているのにするか?
数種類入っているのをいろいろ試してみるか?

一番記憶にあるのはヤクルトのミルミルですかね?
ビフィズスビフズスきんきんきん~~これ、オリゴ糖も入っているんですね??
でもビフィズス菌は1種類だけ???(>_<)

餌としてはやっぱりオリゴ糖
オリゴ糖は思ったほど、いやいや思った以上に甘くないですので!
糖と聞くと甘いイメージがあるんですけどね(^_^;)
甘いのは偽物っていうかオリゴ糖以外にいろいろ入っているはずです。
それと食物繊維
歯科的には不溶性の繊維質が大事なのですが
大腸にとっての食物繊維は水溶性を摂ることが大事
一番記憶にあるのはファイブミニですけど・・・
お砂糖入っているしあまりお勧めはできないですよね?
着色料とか糖質とかどうなっているんだろ?

それと発酵食品を摂る事
納豆、キムチ、糠漬け・・・これ以前に書きましたよね?
まあ、基本的には食事でなんとかしていきたいと思っているんですけど
食物繊維と聞いてキノコ類を思い浮かべる人、多いですけどカンジダ持ちの方は
控えた方がいいでしょうね。
食べ物としてはセロリ、アスパラ、ジャガイモ、ゴボウ、ニンニク、玉ねぎ、キャベツ・・・この辺りが短鎖脂肪酸を作りやすい食べ物になってきます。但し。SIBOの人は気をつけなくちゃいけない

それと水分をしっかり摂る。
摂っているようで摂っていない、意外と女性に多いかもしれません。
お茶などで水分を摂っているように思えるかもしれませんがカフェインの入っているものは利尿作用もありますからなかなか体内に水分を確保できません。
出来れば水は常温でね(*^ー^)ノ
サプリとしてはファイバー物もいいでしょうしグァガムもいいかと思います。
ヨーグルトもいい、いいと騒がれていますがやはり乳製品ですし出来れば避けた方がいい食材と思います?
便秘解消されたつもりでも残っていた乳糖によって下痢しているだけで便秘が相対的にやわらかくなっただけって事と思った方がいいと思います。
意外に思われるかもしれませんが冷やごはん、冷たいおそばなんかも短鎖脂肪酸を作るそうです。
これらは炭水化物ですがインスリンにはあまり依存しないようでして、(蕎麦は元々そうだと思っていますが)血糖値をあまりあげないですむらしいです。

そうそう、サプリではビフィズス菌増殖促進作用のあるラクトフェリンも大事だと思っています。ラクトフェリンはその他にも歯周病予防、ピロリ予防、鉄分の調整(貧血に鉄剤など必要ないです)、抗炎症作用、脂質代謝の改善など様々な効果があります。
そしてよく噛んで食べるってのも大事ですよ(やっと歯医者さんのブログになった(笑))

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