亜鉛のお話ーその2-歯科と亜鉛

その1はこちらです。

亜鉛のお話しーその1-概要?


昔来た患者さん

栄養療法を始めてまだ数年しかたっていなかった頃ですけど、
何を食べても苦く感じるという主訴・・・
内科で血液検査をしてもらった結果・・・

項目名 結果 単位 基準値
銅(Cu) 89 ㎍/dL 66~130
亜鉛(Zn) 112 ㎍/dL 59~135

だったんです。

普通の内科での検査でしたからALPも測ってませんし、セルロプラスミンも測ってないです。
まあ、普通はそうですよね。

銅と亜鉛の比率は1:1~0.9ぐらいが理想なんです。

なので、私の第一声は

銅と亜鉛のバランスが悪いからここを治していかないと・・・

だったんですけど、

患者さんは

内科では銅も亜鉛も基準値内で問題ないといわれたから他を見てくれ

と・・・

こちらがいくら言ってもいう事を聞いてもらえず、うがいの薬出しておしまい・・・

なんか、悲しくなってきますね・・・


味覚障害の原因

味覚障害=味蕾の異常=亜鉛不足

と考えがちですが他にもいろいろあります

貧血

神経障害・脳腫瘍など

唾液分泌低下

ストレス

酸化ストレス

嗅覚障害(神経性、鼻炎など)

そして、これらのこれらの原因がまだほかにありますのでまだまだ中盤のお話ってところです。


一般的な亜鉛の作用は・・・

亜鉛は補酵素として100以上の役割を持っています。

基本的なところでは新陳代謝の激しい場所(皮膚、爪、髪の毛、口の中)

味蕾という味覚をつかさどるところにも関係します。

免疫力、傷の修復、生殖機能、腸の状態

足りないと低アルブミン血症になったり、認知機能にも関与しています。

歯科領域では基本、口内炎と味覚です。

そして・・・


炭酸脱水素酵素の主要ファクター

亜鉛は炭酸脱水素酵素に深く関係があります。

赤血球、肺、胃粘膜、唾液緩衝能などにかかわっています。

炭酸脱水素酵素は亜鉛が不足するとインスリンがアルカリ性になりません⇒糖尿病リスク

胃酸の分泌がうまく働きません⇒消化不良リスク

唾液が酸性になります⇒虫歯リスク

呼吸がしっかりできなくなります⇒なのかな?二酸化炭素を分解して運んでくれます

緑内障治療にはこの炭酸脱水素酵素を阻害させる薬を使います。

糖尿病治療にDPP-4阻害薬を使うようなもののような気がしますが、

如何でしょう?


次回、亜鉛のお話ーその3-亜鉛不足の原因と亜鉛の選び方(仮題)に続きます


サプリ

サプリは選択が重要になります
通常の食事をしていれば亜鉛の過剰摂取の可能性は低いですが、サプリメントなどによる過剰摂取によって、銅欠乏、貧血、胃の不調などが現れます。
過ぎたるは及ばざるがごとし
このため耐容上限量は18~29歳の男性で40mg、30~69歳の男性で45mg、70歳以上の男性で40mg、18歳以上の女性で35mgと設定されています。
このうち30%ぐらいが吸収されるといわれています。

実は亜鉛も色々種類があります。

今の状態が本当に亜鉛不足なのかどうか確認してからとってくださいね
血液検査、毛髪ミネラル検査、オリゴスキャンなどをやって亜鉛不足、銅亜鉛のバランス不均衡が明らかであれば飲んでもいいけれどもそれ以外では慎重に摂ってくださいね。
銅と亜鉛は量よりもバランスが大事です。モリブデンも絡んでくるかもしれません

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あおい歯科クリニックはIAOMTのプロトコールに準じたアマルガム除去。
切削量の少ない削らない虫歯治療、プロバイオティクス・サプリメント外来・栄養療法外来も行っています。
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