プラセンタ注射と親族間輸血

プラセンタ注射をすると献血できない・・・

知る人ぞ知る・・・
プラセンタ注射をした人は献血できません。
理由は狂牛病!

以下、メルスモン製薬の説明文を抜粋

1980年代~2004年頃まで英国を中心に狂牛病が流行し、その肉の摂取が関連すると思われる
変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の発症が報告されました。
世界では輸血や移植による感染が疑われる報告もありますが、これまで、
メルスモン注射剤によると思われる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の感染報告はありません。
しかしながら、理論的なvCJD等の伝播の危険性を完全には否定できません。
このため、メルスモン注射剤を含む人胎盤由来医薬品の使用者は、献血は出来ません。
臓器提供は原則として控えることが求められています。
但し、臓器提供の場合、移植希望者が移植医から適切な説明を受けた上で、提供を受ける意思を明らかにしている場合の提供は可能です。

簡単に書くと狂牛病になった人でプラセンタ注射のせいじゃないと立証しなさいという
感じ?

それでいて臓器提供は拒否しませんよというね、なんというか…ですね

という事で

献血できない!

ので万が一自分の子供が大けがをして

輸血が必要になった時に困るから

プラセンタ注射はやらないという方もいらっしゃいます。


テレビの観すぎ

これはテレビや漫画の見すぎでして、現在は親族間での輸血は行っておりません。

なぜならGVHDという事が起きてしまうから。チェック⇒輸血後移植片対宿主病

全く他人の血液を輸血するとHLA(ヒト白血球抗原)が違うので

自分の白血球が輸血された白血球をやっつけてくれるんですね。

今はγ線かけて白血球を殺しています

ところが親族間だとHLAが似ているからまあまあ、ちょっと寄っといでとなる訳ですが、

実は他人!

この他人(輸血の白血球)が輸血された人を攻撃しちゃいます。

これが死に至る割合が多いのです。軒先貸したら母屋を取られる感じですね。

という事で今は親族間の輸血は行いません。

緊急を要する場合は待合室で待っている人とか職員、

とりえずO型使っちゃえっていう場合もあります。


血液型って何?

血液型って、赤血球の周りについたタンパク抗原の事なんです。

4つに分かれていてO型の血液はどの血液型にもマッチします。

何故かって?Oという抗原じゃなくて抗原がO(ゼロ)という意味なんです。

だから、A,B,ABときて次がCじゃなくてO(ゼロ)なんですけど

いつしかO(オー)になったという話・・・

チコちゃんに叱られるに出そうな話ですね

一般社団法人日本臨床衛生技師会HPより抜粋
https://www.jamt.or.jp/kenken/pdf/leaflet10.pdf?20171013


自己血輸血という方法

因みに緊急を要しない場合は自分の血液をあらかじめ取っておいて輸血するという

自己輸血を行なう事があります。

日本自己血輸血学会のHPより抜粋
http://www.jsat.jp/jsat_web/jikoketuyuketu_toha/index.html

この自己輸血、創始者は元東京歯科大学口腔外科の鶴木先生です。

顎顔面手術の世界ではって事かもしれませんが・・・

今は自己血輸血が新しいドーピングになっています(いました)
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3454/1.html
クローズアップ現代より

余談ですが・・・パパの下着を臭く感じるのもHLAのせいです。

娘の友達が匂いをかぐといいにおいに感じることも少なくありません。


ですので

プラセンタ注射→献血できない→自分の子供に輸血できない

という心配はしなくて大丈夫です。

歯医者さんがプラセンタ注射すると聞いて驚く方も少なくないです。

プラセンタの一般的な効能として

歯科 : 歯周病 顎関節症
皮膚科 : アレルギー疾患の改善  ケロイド シミ そばかす しわ たるみ ニキビ
内科 :肝炎 肝硬変などの肝障害
婦人科 : 更年期障害の緩和 動悸 不眠 月経前緊張症症の改善 生理痛 多汗
整形外科 : 関節リウマチ 神経痛 腰痛 肩こり等
精神科 : うつ病 神経症 自律神経失調症 不眠症
その他 : 美肌や美白などの美容効果 若返り精力増進 滋養強壮 疲労倦怠改善
ホルモンバランスの調整 放射線障害の回復

アンチエイジング目的というか、疲労回復目的だったり、お肌のお手入れの一環としてくることが多い・・・って6月以降は書いちゃダメなんですか?


あおい歯科クリニックは削らない虫歯治療のドックベストセメント療法、オーソモレキュラー医学に基づく栄養療法、プロバイオティクス・サプリメント外来・プラセンタ治療、点滴療法、フードアレルギー検査も行っています
お口の中から全身の健康を考えるあおい歯科クリニック


 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)