腸内フローラと短鎖脂肪酸ーその1-

書いていたら長くなってしまったので数回に分けます(^_^;)

前回のチアシードからちょっとだけ続くお話し・・・
チアシードは食物繊維豊富、オメガ3系豊富
この食物繊維は昔から大腸がんと関係していると言われていますね。
これと絡んで腸内フローラ・・・これまた最近よく聞く言葉です。

腸内環境が大事というのはもう何十年も前から言われている気がするんですけどね?
我々の超の中には100兆以上の細菌が住み着いていてその細菌の生態系の事を腸内フローラと呼んでいます。
この腸内細菌、大きく分けると善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つになります。
まあ、あくまで人間にとっての悪玉菌であって。自分たちが悪いとは思っていないでしょうし、この悪玉菌も何かしらの役に立っているだろうという見解がこれから増えてくると思います。要はバランスの問題なんですよね。そして悪玉菌が多く住み着いちゃうとそれが当たり前になっちゃうらしい・・・(>_<)
でもまあ、基本的に若いころは(それこそ赤ちゃんとか)ビフィズス菌などの人間にとっての善玉菌が多く存在して年を取るにつれていわゆる悪玉菌が増えていくのが普通です。

光岡知足著<腸内フローラと食餌>より

日和見菌は普段は善でもなければ悪でもないのですが強い方に味方するという、コウモリ的存在です。
そして・・・通常は善玉菌15%、悪玉菌10%、日和見菌75%の割合で存在しています。
これがバランスを崩すと日和見菌が悪玉菌の味方をしちゃいます。
大塚のHPより拝借・・・
ここにある日和見菌のバクテロイデスをうまく利用できれば痩せられるそうです。

腸の中の細菌のバランスを調べるのに便総合検査というものがあります。
この検査をしていくと善玉菌のうち何が足りないか、悪玉菌がはびこっているか、
腸の炎症具合はどうかというのがわかってきます。
また最近では意味がないと言われているIgGフードアレルギー検査ですがこれも腸の炎症程度を測るには有効だと思っています。

若くして悪玉菌が増える原因が

飲酒
喫煙
ストレス
抗生剤やステロイドホルモンの服用

等です。それと偏った食生活。
よく食の欧米化が悪いと言われていますが具体的に書いていないんですよね?
具体的に書けば小麦と乳製品だと思うんですけど?
肉食もそうだと思います。肉ばっかり食え食えっていうのは辛いと思うんですよね?
欧米化がすべて悪いかと言えばそんなことはないと自分では思っているのですが、日本人には日本人の食っていうのがあっているんだと思います。

悪玉菌は
肥満
免疫力低下
老化
大腸がんリスク上昇
肌荒れ・シワ
アレルギー
糖尿病
口臭体臭、便の臭いがきつくなる

等の症状を出してきます。
逆に言えば悪玉菌が減ればこれらの症状は減っていきます。

そして便の状態をチェックしていくのと腸内フローラの状態もわかっていきます。
基本はスルッと出る事!!
カチカチもゆるゆるも駄目
腸内フローラが狂っています。
色も黒かったりこげ茶色は駄目、黄土色だったり黄色だったりが目安。

これで点数をつけていきます。
臭いもそう
臭いのは駄目ですね。
ただあんまり他の人のうんちの臭いって嗅いだことないですからね(笑)
どこからが臭いっていうのがわかりにくいですよね?
目安みたいなのがあればいいのですが・・・

黒かったり臭かったりはお肉の食べ過ぎとかの消化不良や悪玉菌が優位だと出てきます。
あとは脂肪便、うんちが白い時
これも消化不良ですよね?
食べ物のカスが混ざっている場合これも消化不良です。
この2つは小腸の状態を表しています。
大腸の前に小腸ありですから、小腸のケアも大事になります。
しっかり消化させるのは良く咬んで食べ物を細かくして唾液を出して食べる事。
その為にはやっぱり虫歯、歯周病はしっかり治して(=治療という意味ではないです)
歯並びもしっかり治していく事が大事だと思います。
唾液が少ないとなかなか食べにくかったりするのですが、
唾液が出ない人、出ずらい人、これもいろいろ理由がありますけど
また別の機会で・・・

次回に続きます。

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