確か学生の時にアマルガムの取り扱いはこのように習った記憶があります
入れる時には
・素手でさわらないようにする
・充分な換気をすること
・密閉して熱源から離して保管する
・余剰アマルガムは患者さんに誤飲させないこと
・アマルガムを加熱しないこと
外すときには
・十分な換気をすること
・専用の吸引器と専用のタンクを用いて一般ごみとして出さない事
一般ごみは事業所なのでカップめんの空きカップも出せないのですが
ここでいう一般ごみとは桁が違います
事業ごみではなく毒物・劇物として出す事を意味しています。専用のタンクってなんだ?って思います。そんなの使ったことないから・・・海外の歯科用ユニットの一にはつけられますけど日本製のには付けられないし・・・
以下添付文書の抜粋なのですが
設備対策として局所排気装置、シャワー
防護対策として防毒マスク、送気マスク
保護メガネ
保護手袋
保護衣
が必要・・・
あおい歯科式アマルガム除去を始めるまでやったことなかったし・・・
蒸気圧は20℃で0.17Pa
融点は-38.86℃
つまり体温程度で十分口の中で水銀蒸気が発生しているという事です。
取り扱いは毒物として取り扱う事
吸引すると毒物
除去する時には風下に人を立たせない事
有毒性情報としては
急性症状として腹痛、嘔吐、下痢、歯肉炎(歯茎の腫れ、痛み)、肺炎、腎障害、循環器障害
慢性中毒として歯肉炎、手足の震え、不眠、倦怠感、脱力感、食欲不振、歯肉の出血
腎障害、聴力障害、視野狭窄、神経障害
安易に除去しないでくださいと言っているのはこの急性症状を懸念しての事です。
普通の歯科治療での除去を行うと水銀ガスが大量に発生して急性症状が出る恐れがあります。
慢性症状は口の中にアマルガムが長年入っていて徐々に起きてきますから自身が気が付かない症状が出ている可能性があります。
さらに
廃棄上の注意として
毒物及び劇物取締法関連の廃棄方法に準じて扱う
と書かれています。
ご自分の口の中の銀歯の状態を調べてみたいという方は是非ご相談ください。
調べる場合は水銀ガスメーター設置の歯医者さんがお勧めです
あおい歯科クリニックはIAOMTのプロトコールに準じたアマルガム除去。
切削量の少ない削らない虫歯治療(ドックベストセメント、カリソルブ)、点滴療法、水素吸引、プラセンタ、プロバイオティクス・サプリメント外来・栄養療法外来も行っています。
お口の中から全身の健康を考えるあおい歯科クリニック