今回は長いので前篇後篇に分けて書こうと思います。
以前よりはブームは去ったとはいえ、いまだに当院に栄養相談される方には徹底した糖質制限をしてかえって体調を悪くしている方が散見されます。
ですのでもう一度自分の考えを書いておこうと思います。
人類の進化の過程から考えた場合
よく言われているのが人類が農耕をはじめてたかだか1万年、それよりはるか以前より
人類は肉食だった
なので炭水化物は必要ない
などと言っている方々がとにかく多いですよね。
それこそコピペしたかのように同じ文句を言っているようです。
400万年前とか700万年前より人類が誕生してから動物の死骸の肉と骨を食べていた・・・
よく言っていますよね?
700万年前にヒトとチンパンジーに分かれたというのは有名な話ですがこれは初期の猿人です。
その後400万年前、500万年前とも言われていますが、そのころに出てきたのが教科書でも有名なアウストラロピテクスです。今までの猿人と違うのはしっかりとした直立2足歩行をしていたという事
人間の祖先は400万年前で肉食だったと言っている人たちはこの直立2足歩行から分けているんでしょうかね?でも彼らは肉も食べてたという程度で木の実も食べていたし肉食といっても死骸を食べていたみたいですね。
でもね、もっとはるか以前の祖先の事は書かずに肉食が始まってからの事を書いている・・・
それこそ中生代(6500万年前以前)の恐竜時代末期から新生代の哺乳類、鳥類、種子植物の出現があり我々のそれこそ初期の祖先は森の中で木の実を食べ、森が少なくなってきたら草の根を食べていたわけですし原猿は昆虫も食べているわけです。
丁度この頃ビタミンCを作れるサルト作れない猿に分かれていますし、ビタミンC基準ではここが起源になってしまうのかもしれないですね?
それこそ猿人と言われていた頃は草食?であってそれは歯の組織学的構造からも
分かっています(歯医者さんですから歯の話を少し入れています(笑)
骨髄などは石(石器?)で割って取り出したと言われています。
歯では割れません。ハイエナじゃないんだからね。
歯の形態からも完全な肉食ではないことがわかります。
そもそも論としてもっともっと以前の祖先を考えたら光合成していたのだから光と水だけで十分だって事になっちゃいますよね?まあそんなことは言いませんが・・・言ってる?
インドにこのような方がいるようですが正否はともかくいかにもインドらしいですよね?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%AD%E3%83%94%E3%83%86%E3%82%AF%E3%82%B9
この400万年前説を前提とするならばそのような方々は昆虫や小動物を調理せずに食べていかなければいけませんよね?動物の死骸を食べたり骨髄を割って食べたりしなくちゃいけませんよね?
肉食だけを取り上げるのは卑怯だと思うのです。
さてそこからいろいろと人類は進化と滅亡を繰り返していくのですが転機が訪れるのはホモ・エレクトス(原人)、ホモ・エルガステルの誕生です。ここにジャワ原人、北京原人も入ってくるのですが面倒くさいのでホモ・エレクトスで統一しちゃいます。それこそ道具を使って肉食を中心としてさらに狩りまで行っていたそうです。雨が少なく森が小さくなっていって草原に出て行ったために死骸以外に食べる物がなかったのであろうという説もあります。
このホモ・エレクトスの時代に体と脳が発達したと言われていてそれは肉食のおかげだとも言われています。肉を食べてカロリーが十分だったので脳が発達したという説と狩りをするために脳が発達したという説とあります。
でもね、結局は絶滅しちゃってるんですよ。その後ホモ・ハイデルベルゲンシス(旧人)そして我々の直接の祖先(今も)であるホモ・サピエンス(新人)になっていくわけです。ネアンデルタール人は謎の絶滅をした人種です。
今我々の祖先はホモ・サピエンスでありまだ10万~30万年程度しか?経っていません。デーモン小暮は10万52歳ですからちょうど新人の始まりに生まれたんですね(笑)
次回に続きます・・・
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