亜鉛ネタ終わったつもりでしたが追加です(;^_^A
亜鉛シリーズその4です
最近、時々耳にする亜鉛不足。亜鉛って何者ぞ?
亜鉛不足の症状で多くの方が知っているのは味音痴、抜け毛、草食系でしょうか?
亜鉛、役割などで掛け合わせ検索すれば色々詳しく出てくると思います。
必須ミネラルも色々ありますが特に亜鉛が大事
マグネシウムは?というご意見あると思いますが、これも大事
鉄とカルシウムは世間が騒いでいるから意識的に摂っている方が多いと思います。
意外と過剰摂取になっているかもしれませんのでご注意を!!
カルシウムの為に牛乳をと思っている方・・・私のブログを読んでいれば牛乳ではカルシウム
を摂れないのはご存知ですね。
Contents
亜鉛の主な役割
亜鉛の主な役割もたくさんあるのですが抜粋すると
免疫機能の向上⇒癌予防にも
重金属からの防御
消化を助ける
唾液⇒虫歯・歯周病予防、口内炎予防、口腔内の免疫向上
免疫力低下予防
です。
亜鉛が不足する原因としては色々とあるのですがいくつかを書き出してみます。
糖質の過剰摂取
糖質を摂取して消化するときに膵臓からインシュリンを出します。
そのインシュリンを作るのに必要なミネラルが“亜鉛”です。
つまり、甘いのもが好きな人は常にインシュリンを作っていてそれがひいてはいわゆる低血糖症
につながると。
さらに慢性的な亜鉛不足になっていきます。
偏食・加工食品の摂取
原材料の欄を見るとほとんどの商品に書いてあるのがポリリン酸
これが亜鉛の吸収阻害を起こしてしまいます。
その他、銅過剰、モリブデン不足、ストレスなどで亜鉛は不足していきます。
亜鉛不足で・・・
次に亜鉛が不足するとどうなるか・・・
一般的には 味覚障害、皮膚炎、脱毛、食欲不振、糖尿病、肝臓病、免疫力低下、動脈硬化です。
他にも
精神の鋭敏さを失う、うつ状態、情緒不安定、成長遅延、肌荒れ
大気汚染に弱くなる、爪に白い斑点ができる、カゼをひきやすく治りにくい
病気の回復が遅れる、前立腺肥大などなど
大事なのは亜鉛は細胞の新陳代謝に重要だという点
妊婦さんにはとっても大事な亜鉛です。
亜鉛不足、気を付けてください
唾液と胃酸の消化吸収から考えると・・・
唾液を分泌する細胞も新生能力がなくなってしまうので唾液の量が減ってしまい
口腔内の浄化作用が減少して結果、口臭・歯周病・齲蝕の原因になってしまいます。
もうひとつ
唾液が酸性になると虫歯になりやすい、口内炎になりやすい
これは歯科医ならば誰でも知っていることです。
じゃあ、なぜ酸性になるのか?
甘いものを常食している人の唾液は酸性に傾くそうです。
ここで大事なのが亜鉛は補酵素として大切な役割があるという事。
炭酸脱水素酵素、加水分解酵素、乳酸脱水素酵素、アルコール脱水素酵
素、リンゴ酸脱水素酵素、グルタミン酸脱水素酵素、スーパーオキシドジスムターゼ、
ロイシンアミノペプチダーゼ、RNAポリメラーゼ、DNAポリメラーゼカルボキシペプチダーゼ、
アルカリフォスフォターゼと、聞いたことがあるような名前がずらりと並んでいます。
その中でも炭酸脱水素酵素としての働きを例にあげます。
簡単に書けば赤血球中の炭酸脱水素酵素に関わってくるのが“亜鉛”
亜鉛は唾液を中性に保つ役割の他にインシュリンをアルカリ性に保つなどの役割を果たしていま
す。
甘いものを常食するとインシュリンが大量に必要になる。結果、補酵素としての亜鉛不足にな
る。
亜鉛が足りないと炭酸水素イオンが十分に作られず唾液も酸性に傾くのだと思います
と、いう事で
虫歯予防に必要なのは白砂糖制限(これは糖尿病を始めとした様々な病気の原因ですが)です。
これも決して大学で習うカイスの輪で始まる虫歯ではありません。
亜鉛不足、マグネシウム不足に気を付ける
また、炭酸脱水素酵素は胃液を産生するという点でも大事ですね。
胃液が少ない状態では消化吸収がうまくいかないですし、胃壁も弱くなっていきます。
胃が弱ければ消化吸収の効率が悪くなってひいては腸の炎症に繋がります。
また、ビタミンB12の吸収も悪くなります。
ビタミンB12は神経細胞の修復、新生を担っています。
ビタミンB12が不足すると
知覚異常(鈍磨)、全身の疲労感や倦怠感、手足のしびれ、耳鳴り、運動神経の異常(麻痺)、
まぶたの痙攣鬱や錯乱、統合失調症、物忘れ、集中力の低下、キレやすい
という事が起こりえます。
B12不足が起きると葉酸とのバランスが悪くなってきます・・・
亜鉛不足がウツの元だった??なのです。
ビタミンB12も奥が深いのでここも別で書かないといけませんね
亜鉛は・・・亜鉛も含めてミネラルはバランスが大事ですから血液検査、毛髪ミネラル検査で体内のミネラルバランスを確認してください。
多分、亜鉛その5書くと思います・・・
亜鉛不足も過剰もいけませんけど・・・
サプリの選択が重要
サプリは選択が重要になります
通常の食事をしていれば亜鉛の過剰摂取の可能性は低いですが、サプリメントなどによる過剰摂取によって、銅欠乏、貧血、胃の不調などが現れます。
過ぎたるは及ばざるがごとし
このため耐容上限量は18~29歳の男性で40mg、30~69歳の男性で45mg、70歳以上の男性で40mg、18歳以上の女性で35mgと設定されています。
このうち30%ぐらいが吸収されるといわれています。
実は亜鉛も色々種類があります。
今の状態が本当に亜鉛不足なのかどうか確認してからとってくださいね
血液検査、毛髪ミネラル検査、オリゴスキャンなどをやって亜鉛不足、銅亜鉛のバランス不均衡が明らかであれば飲んでもいいけれどもそれ以外では慎重に摂ってくださいね。
銅と亜鉛は量よりもバランスが大事です。モリブデンも絡んでくるかもしれません
胃の状態が悪いけど吸収率を上げていきたいのはこちらカルノシンZn
胃の状態が大丈夫(ピロリとかがいない)ならばピコリン酸Zn
コストパフォーマンスならグリシン酸Zn
国内だったらグルコン酸です。
グルコン酸がほとんど?法規制か何かあるんですかね?
写真はヘルシーパス社のものです。
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あおい歯科クリニックはIAOMTのプロトコールに準じたアマルガム除去。
切削量の少ない削らない虫歯治療、プロバイオティクス・サプリメント外来・栄養療法外来も行っています。
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