免疫学的に虫歯の原因を考える

皆さんは甘いものを食べると虫歯になる事はご存知ですよね。

皆さんがご存知の発生メカニズムは虫歯菌が歯の表面についた

食べかすなどの餌を食べて酸を発生し歯を溶かすというものだと思います。

我々が学生の時にはカイスの3つの輪という事で覚えさせられました。

最近は時間の要素も入れて4つの輪になりましたが。

 

カイスの輪

ところがこの条件で実験的に虫歯を作ろうとしても表面が白濁するくらいで

大きな穴は開かなかったそうです。カエスの輪でできる虫歯は表面の虫歯です。

反対に細菌だけで大きな虫歯を実験的に再現した先生がいたそうです。

甘いものを食べた後一生懸命歯磨きをしても虫歯になる理由がここにあります。

免疫学的な虫歯の発生メカニズムでは歯磨きは重要視されません。

もちろんきれいな方がいいのですが磨くタイミング、方法によってはかえって

虫歯ができやすくなります。

通常人間は免疫力で病気から身を守っています。

ところが砂糖というか、甘いものを摂り過ぎると免疫力が下がってしまいます。

摂り過ぎると書きましたが少しでも摂れば多少なりとも

免疫力は落ちています。

怪我しやすかったり、風邪ひきやすかったり、傷の治りが悪かったり・・・

開業当初・・・もうちょっと前かな?

20年ぐらい前から虫歯の原因って何だろう?と思っていました。

砂糖?歯磨きしなかったせい?

その時であった本が安保徹先生の本でした。

きっと歯にも免疫があるはずだと・・・

 

歯の構成は表面にエナメル小柱というものが集まってエナメル質を作っています。

その内側に象牙質があるのですが、象牙質には象牙細管というものが沢山存在しています。

象牙細管のよさげな画像がなかったので皆さん、象牙細管で検索してみてくださいm(__)m

歯にも免疫があって通常は神経から象牙細管を通ってエナメル質に向かって

免疫成分が絶えず循環して歯を守っているのですが砂糖を摂ると循環が止まるもしくは逆流してしまうのです。

この液体、象牙細管内容液とか歯液とか言われています。

そこ(歯の表面ではなく奥の方)に虫歯菌が入り込んで虫歯を発生させてしまうのです。

虫歯から始まる全身の病気という本に書いてあるのですが

ウサギの実験で胃に穴をあけてそこに砂糖を流し込んだので

歯に砂糖は触れなかったのに虫歯ができたそうです。

私がよく言っているのですが

虫歯は目に見える体の異変、サインであって、体の内部でも何かしらの異常が起きている可能性が高い。生活習慣を変えないといずれ大きな病気になってしまうよ。

という事です。

さて、虫歯は一度なったら治らないと思っているかもしれませんが、元の形には戻らないものの

再石灰化という形で表面をコーティングしてくれて進行を止めてくれます。

ところが(以前にも書いたと思いますが)砂糖を摂ると良質な唾液が産生されずに再石灰化を妨げてしまいます。唾液が酸性に傾くため脱灰が起きやすくなります。

磨くタイミングによっては再石灰化を妨げます。食べてすぐは磨かない方がよいです。

再石灰化を促すためには食べてから30分くらいしてから磨くのがよいかと思います。

砂糖の怖さは何度か取り上げていますが、糖尿病だけでなく体も心も狂わせていきます。

あおい歯科クリニックは削る量の少ない虫歯治療のドックベストセメント療法、オーソモレキュラー医学に基づく栄養療法、プロバイオティクス・サプリメント外来・プラセンタ治療、点滴療法、金属アレルギー検査、フードアレルギー検査も行っています
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