鉄のサプリを摂る前にやるべきこと

直近のセミナーは貧血、鉄サプリのお話です

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01cd4f1018v2v.html

鉄不足だけではない貧血のお話ー4回目ー
2019/3/3(日) 10:30~2019/3/3(日) 16:00
ドクターズテーブル/代官山クリニック 

鉄のサプリ、今は取り扱っていません。
きらいなサプリのうちのひとつになってます。

基本的には鉄は体内をリサイクルしながら回っているから鉄欠乏にはなりにくいはずなんです。
大体にして鉄欠乏性貧血という言葉が正しいのかも疑問ですよね?
何らかの病気の結果、鉄が足りなくなるのですから原因ではないですよね?
特に男性で貧血なんて言うのはまずありえないから鉄が足りなく原因を追究しなくちゃダメだと思うのです。
例えるなら穴の開いたバケツに水をじゃんじゃん入れているだけです。
床を水拭きしようと思って流しでバケツに水を汲んで、水拭きするしたい場所に行ったらバケツの半分に減っていた・・・
なので汲みなおした
そんなことを続けているうちに床はビシャビシャになってしまいます。
そのうちだんだん穴が大きくなっていってとりかえしがつかなくなる前に根本原因を探してください。

鉄が足りなくなる原因
1.食べ物・過度のダイエット
鉄が少ない食生活、玄米、オールブラン、ナッツ類、Mg不足、亜鉛不足 タンパク不足
2.慢性の炎症等(胃潰瘍、腸管の炎症、痔、子宮筋腫、等)
3.胃液減少、癌(胃がん、大腸がん)、抗生剤、制酸剤などの薬の服用
4.需要に供給が追い付かない場合(妊婦や成長期の子供、アスリートの人)
5. カンジダ菌等、鉄を利用する菌類
6.ビタミンC不足(壊血病の原因)
7.食べ合わせ 食後すぐにコーヒー、紅茶、緑茶を飲んだりする場合

他にもたくさん思いつきそうですね。

例えばカンジダ菌の餌は鉄なんです。
カンジダ菌が鉄を吸い取って貧血になっているのにそこに鉄剤を与えたって
貧血解消にはなりません、それどころかカンジダ菌が増えて腸管にまで
炎症を起こしてしまうというね?悪循環にしかならないんですよ。
さらに慢性の炎症の方はヘプシジンという物質が過剰に作られるのですが、このヘプシジンが鉄の吸収や再利用を妨げています。

さて、貧血の指標の血液検査にフェリチンというものがあります。
この検査は一般的ではないので内科の先生にこちらからお願いしないとなかなかやってくれません。最近は雑誌やテレビとかでも取り上げられるようになったのでやってくれるかな?
フェリチンは貯蔵鉄、つまり鉄の貯金みたいなもので鉄不足になると
まずここから使われて減っていきます。

ところがこのフェリチンは炎症の指標でもあるんです。
再生不良性貧血、悪性リンパ腫、白血病、血球貪食症候群、成人スチル病、心筋梗塞
脂肪肝、肝炎、関節リウマチ、慢性腎疾患、感染症、鉄剤投与中、ヘモクロマトーシス
など、簡単に書くと肝機能低下、脂肪肝、炎症やがんがあるとフェリチン値は上昇します。
鉄のサプリを与えてフェリチンが上がって喜んでいたら別の病気になっていた!!なんてこともありますからフェリチン上昇で一概に喜んではいられないのです。

慢性の炎症で鉄の吸収が抑えられる。
すなわち貧血状態になる・・・

要は細菌性の炎症であった場合には細菌に鉄を利用されないようにフェリチンの形でため込んでおいているんですね。つまり血清鉄と総鉄結合能は低下して反対に血清フェリチンは上昇していきます
ざっくりすぎますね。
詳しくはこちらに書いてあります。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10130188170
なのでフェリチンだけを見て安心するのはとても危険です。
このフェリチン値は諸説色々ありますが最低が20ぐらいで60台までが許容範囲と思います。
だからね、貧血で鉄摂れ、鉄摂れっていうのはとっても危険で隠れた病気を見えなくすることがあります。
その裏には肝炎やがんもあるわけですからそこまで考えて鉄を摂らないといけないんですよ。
その他鉄の状態を知るには血清鉄とTIBC,UIBC、トランスフェリン飽和濃度、モグロビンを見ていかなければなりません。
減っていく順番としてはフェリチン、血清鉄、ヘモグロビンの順番でしょうか?
ですのでフェリチンは高いのにヘモグロビンは低いなどという場合は注意が必要です。

鉄剤を摂る前に鉄が足りなくなる生活習慣を変えなくちゃいけないと思っています。
今やインターネットで鉄不足の症状をチェックできますが当てはまるからと言って
軽い気持ちで摂ると後で大変なことになりかねません。
特に男性は鉄剤が必要な貧血になる原因は『痔』くらいしか思い浮かびません。
それでも痔を直さないとね?

女性では子宮筋腫ぐらいでしょうか?
これらは鉄剤の使用で症状が軽減しますね。
生理が重くて出血が多いというのもその原因を探った方がいいと思います。
そこには糖質の多い生活習慣が関係しているかもしれません。
妊婦、成長期の子供は妥協して出すだけでして本当は食事を第1にしてお菓子を食べない事の方が大事だと思っています。自分の子供にはマグネシウムは摂らせても鉄は摂らせません。
アスリートは走ることによって足の裏が強く当たって赤血球を壊すと言われていますのでその分を補う必要があるらしいです。
妊婦さんは出産に備えて血液量が増えるため相対的に貧血になるそうです。
いずれにせよ飲むとしても鉄剤は2週間を目安に、通常1か月ぐらい最長でも12週を目途に飲んでみて変化が無ければ他に病気が隠れている可能性があります。ここで変化がある人は原因を探すべき。偏食していないか?本来鉄はリサイクルされていますからあとは食事さえしっかりしていれば貧血症状は出しません。
また鉄剤をやめた途端に以前よりも貧血症状が増すこともありますのでご注意を。鉄剤はヘモグロビンが一桁とか重度の貧血で動けない人を動かすまでは仕方がないかもしれませんが日常的に飲むサプリではないと思っています。

参考1。
http://ketsueki.doremi3.com/2005/12/post_98.html

それとサプリとしては鉄よりもラクトフェリンの方が大事だと思っています。
ラクトフェリンはいわばバンカーさんの役目をしています。カンジダ菌などが鉄を持っていこうとしてもラクトフェリンが抱え込んで渡しません。体が鉄を必要とすると鉄を手放してくれます。ラクトフェリンは唾液と関係がありますからミネラルをしっかり摂らなければいけませんし、吸収できる体にしなくちゃいけませんね?

身体に鉄があふれかえっているという事は活性酸素の発生量が増えるという事です。
貧血症状はなくなったけど他の病気が増えたとかという事のないようにしたいものです。
そして慢性の炎症で我々歯科医師が思いつくのが歯周病!歯周病が治っていったら貧血も改善するかもしれませんね。もちろん歯周病の出血で貧血になっているのではなく歯周病の原因が貧血と関連性があるっていう事ですよ。

と、ここまで書いてアップしようと思っていたのですがそういう考えもあったのかというのが
ありまして・・・
江戸時代の女性は生涯で生理が50回程度しかなかった・・・
現代人はその10倍近くあるので貧血になりやすい・・・
なるほど一理あるな
んじゃ、ヘム鉄飲まなきゃダメなのか?

と思っていたら更に
江戸時代の女性(って当たり前だけど)は経血量が現代人の半分だった・・・
この辺りは平均寿命もさることながら生活習慣、生活環境が
全然違いますから当然と言えば当然・・・
せめて経血量が半分になるようになってくれればだいぶ楽になってくれるんじゃないかな?
ここいらへんも食生活にヒントが出ている気がします。


あおい歯科クリニックはIAOMTのプロトコールに準じたアマルガム除去。
切削量の少ない削らない虫歯治療(ドックベストセメント、カリソルブ)、点滴療法、水素吸引、プラセンタ、プロバイオティクス・サプリメント外来・栄養療法外来も行っています。
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